2種以上の物質が接触すると、『界面』を生じます。ごく当たり前の現象ですが、界面は科学および工学において重要な研究対象です。例えば、トランジスタなどの電子デバイスの駆動原理や、スピンや電子を扱う物性場、化学における反応場など、界面が鍵を握る例は数多く知られています。
私たちは界面について、複数の分野を融合した視点から研究をすすめております。特に、半導体工学や量子工学へ、化学的な視点を融合した新たな価値を模索しています。
具体的には、分子性物質(有機物質)と無機物質の融合に着目をしております。分子性物質は柔らかく変化に富んでいます。細胞をはじめとする生命の根本的な材料でもあります。一方で、無機物質は硬く構造の変化は少ないのですが、高い物性値を示します。電子デバイスの構成要素です。この異なる2つの物質を融合することで、例えば下記の研究を進めています。
①自発性を有する高機能デバイス
②刺激や環境に対して、応答や変形する電子デバイス
③特定の刺激に特異性を示すセンサー原理の開拓
④量子物性や量子デバイスの創出
⑤新たな電子デバイスや電子材料の開拓
本研究室では、化学、物理、デバイス工学、量子工学、流体工学、生物物理学など多様な学問分野を混ぜ合わせ、多岐にわたる国内外の研究者とディスカッションを重ねることで、新たな学術的価値の創出を目指しています。
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2025/4/23 卒業生の松山さんの2次元半導体の相制御に関する論文がJACS誌に採択されました。おめでとうございます!
2025/4/1 石田さん、鈴木君、Chen君、林君、金田君が加わりました。これから宜しくお願い致します!
2025/3/24 松山君が博士学位を取得しました。今後のご活躍を祈念いたします!
2025/3/17 研究室メンバーが第72回応用物理学会春季講演会で発表をしました。
2025/3/4 桐谷がInternational Symposium on Neuromorphic AI Hardware (@小倉)で講演をしました。
2025/2/28 プニートさんと四谷君の極薄い分子膜によるドーピング手法の論文がACS Applied Electronic Materialsに採択されました。おめでとうございます!
2025/1/22 卒業生の中本君の単層の選択的な剥離法の解説記事が超音波テクノに掲載されました。
2025/1/17 NTTおよびTUMの手島先生およびAlonsoさんらの論文がACS Applied Materials & Interfacesに採択されました。おめでとうございます!
2024/12/14 第10回サイボウニクス研究会に参加をしました。直井さん(M1)が口頭発表、四谷さん(D2)、小林さん(D1)、李さん(D1)、徐さん(D1)、劉さん(D1)がポスター発表をしました。直井さんが、優秀研究・発表賞を受賞しました。おめでとうございます!
2024/12/12 研究室メンバーが学術変革領域研究B進化トロニクス領域会議で発表をしました。
2024/12/6 PuneetさんがMRS(@Boston)で発表をしました。
2024/11/5 四谷君の2次元半導体の自発折曲げの論文をChemRxivに公開しました。
2024/10/15 桐谷がVASSCAA-12 (@台北)で講演をしました。
2024/10/10 桐谷がPRiME 2024 (@Honolulu)で講演をしました。
2024/10/1 刘さんが研究室に加わりました。これからよろしくお願いたします!
2024/10/1 セベックさんがJSPS外国人特別研究員として活動を開始しました。
2024/9/20 第85回応用物理学会(@新潟)で研究室メンバーが発表をしました。
2024/9/4 桐谷がInternational Conference on Solid State Devices and Materials (@姫路)で講演をしました。
2024/9/2 セベックさんが加わりました。これから宜しくお願い致します!
2023/7/2 桐谷がTSMC-UTokyo Semiconductor Technology Research Symposiaで講演をしました。
東京大学総合文化研究科広域科学専攻相関基礎科学系/統合自然科学科
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